バトルスター GALACTICA/ギャラクティカ 【海外ドラマ】 ネタバレ シーズン4まで、全78エピソード全部観た感想
完全ネタバレなので、閲覧注意です。
ストーリーは他のサイトで見てもらって、私個人の観た感想です。
テーマとして、『人類の起源と神の存在』を挙げてみたい。
既に太古の昔人類とサイロンの戦争の末、荒廃しきった惑星コボルにたどり着いたところから、いろいろな事がわかってくる。
コボルにいた13種族のうちの12種族は人類であり、コロニーに移住。
13種目が人形サイロンだった。
さらに、その13種目のサイロンの生き残りの再生した5人がギャラクティカの主要乗組員だった。
そしてその5人は、コロニーを破壊した人形サイロンたちの生みの親だった。
ここらへんが大変面白いストーリー展開であり、聖書のエジプト記を思わせるところがある。
失われた、ユダヤ13氏族の物語のようだ。
さらに、最後まで観て謎な事がいくつかある。
一度死んだはずのカーラが、再び戻って来て地球への道標を教える。
『死の使い』とされていたのは、純粋な人類種の絶滅を意味していたのか。
地球にたどり着いた後、忽然と姿を消している。
これは、完全に幽霊的な存在だ。地球への導かせるための神からの使者だと思わざるを得ない。
リーアダマ大尉にとって、心をかき乱させられる存在だった。最後消えていなくなったカーラに対して結構納得のいく表情をしていたのが不思議。
また、15万年後の地球。サイロンと人類の混血児であったヘラを起源種にもつ地球人。その中に、バルターとカプリカ6の姿が。
やはりこの2人の存在にも神のなんたるかを感じさせる存在だ。
15万年の時を経てもなお、そのままの姿で存在している。
最初から幽霊的な?
そして、この現実社会になぞらえるなら
人類は自らの叡智によって、破壊と創造を繰り返しているのではないか。
地球が誕生して46億年と言われているが、その間にはいくつかの人類のような種が激減してはまた再生し、激減してはまた再生しと、歴史を繰り返しているのでは?
なんて考えが浮かんで来たのが率直な感想。
アトランティスとか、インカとかはたまたエジプトのピラミッドなんかも
人類のような種の激減と再生の間に残された産物なのではなんてね。