【ベター・コール・ソウル】シーズン3まで 観たネタバレ感想 『組織に馴染めない一匹な金のない弁護士』
墜落するのかと思いきや、ギリギリのところで機体を保ち低空飛行で何とかやり過ごす。やっと機体を持ち直したと思ったら、目の前には立ちはだかる山が!
今度こそ絶対絶命かと思いきや、奇跡の上昇を見せるようなそんなジミーの毎日である。
奇跡の上昇で何とか切り抜ける機体ではあるが燃料はほぼ入っていない。
そこにこのドラマの面白さがあると思う。ブレイキングバッドのホワイト先生と同じような感じだ。
あらすじ
アメリカ、ニューメキシコ州アルバカーキ。口は達者だがうだつの上がらない三流弁護士のジミー・マッギルは、病のために家から出られなくなった敏腕弁護士の兄チャックの世話をしながら、今にも崩れそうな日常を必死に支えていた。安い報酬の仕事に奔走しつつも、劇的な成功の糸口を求めてもがくジミー。そんな中、とある会計係の横領事件をきっかけに、ギャングのナチョや元警察官のマイクといった“ワケあり”な男たちと関わることになっていき…?自由の女神が見守るこの国で、一人の弁護士の運命が大きく動き始める――!
ベター・コール・ソウル オフィシャルサイトより引用 http://bd-dvd.sonypictures.jp/bettercallsaul/
『感想』 憎めない愛すべき男 ジミー・マッギル/ソウルグッドマン
※Netflixより転載
苦労して弁護士になったのに、そして仕事も人一倍出来る男なのに全く金とは縁のないジミー。素行の悪さが原因か周りにいる人たちが悪いのか、一生懸命やってるのに、
何故かいつも結果につながらないジミー。そればかりか、なぜかトラブルに巻き込まれてしまうジミー。
※Netflixより転載
根っから悪い奴じゃない、むしろ良い奴だ。少しおしゃべりで、お調子者なところがたまにきずだが、年寄りの味方だし、病気?の兄の世話も嫌な顔ひとつせず献身的にこなす、家族思いだ。
元恋人のキムとは今は友人だが、その後もうまく関係を保っている。キムにはとても優しくいつも紳士的な対応だ。
※Netflixより転載
決して怠け者ではないし、弁護士だからと鼻持ちならない嫌な奴でもない。
※Netflixより転載
むしろカッコ悪い仕事でも身を粉にして働く勤勉者でもある。
受けた恩は忘れずに返すような、義理人情にも堅い男だ。
しかし組織のなかで集団行動がうまく取れず、良かれと思ってやっていることが裏目に出てしまうタイプ。結果的に周りをいつも困らせてしまう。
群れから離れ、1匹でやるほうが性に合っているようだが、いかんせん金にならない。
仕事は人一倍出来るのに…。
孤軍奮闘するそんな彼の生き様を応援せずにはいられなくなってくる。
ブレイキングバッドでは、ベターコールソウルと CM を打ち個人経営もうまく運んでいたようだが、やはり素行の悪さか犯罪組織のマネーロンダリング何かも業務内容の一つになっていた。
本編ベターコールソウルでは、まだ犯罪組織と手を組んではいないようだが、いずれそうなることは決定している。
これには、ニューメキシコ州アルバカーキという街の性質に大きく由来していると思う。
古い商業地区で砂漠の街。治安の悪さは全米第2位、貧富の差が激しくゆえに犯罪に手を染めやすい環境下にある。
ジミーをいつも悩ませているジリ貧な生活が、その素質も助けてか闇ビジネスで金儲けをするように。弁護士にあるまじき行為であるだろうが、背に腹は代えられないというところだろうか。
そんな彼のいつも綱渡り状態であやふやな毎日が、視聴者をハラハラさせる。
※彼は弁護士です
※Netflixより転載
現在シーズン3の段階で、あの背筋を凍らせる男、ガス・フリングの仕事はしていないようだが、
※Netflixより転載
元警官のマイクとの関係は完全に出来上がっている。
※Netflixより転載
シーズン1の冒頭から、年老いたジミーは何やらシナモンロールのお店で働いているようだが、
※Netflixより転載
ブレイキングバッドに至る経緯やシナモンロールの店員になるまでの経緯は不明だ。今後のシーズン4の制作決定が待たれるところだ。