あらすじ

 

1
ショーン･ウォーカーの恋人レイラがセントルシアでのロマンティックな休暇中に失踪する。大統領マルティネスは記者会見を開き、謎の収容施設と収監者の一人ソフィアについて世界に声明を発信しようとしていた。しかし、会見目前ににして会場にジャンボジェット機が突っ込んでくる。あわや大統領絶命かと思いきやジェット機は寸出のところで忽然と姿を消し、再び現れた場所はアリゾナ砂漠の真ん中だった。
2
ソフィアの仲間の能力により姿を消した514便の真相を大統領に話すことを拒否すると、大統領はイノストランカの収監者を保留し、一般人口の中に潜んでいる「スリーパー」の捜索を決定する。
3
514便の犠牲者を見たあと、大統領はスリーパーの情報と引換にウィリアムの自由を保証する。ショーンは、陰謀を否定出来ないコリアー捜査官と思いがけず協力することに。
4
トーマス（スリーパー過激派）はイノストランカ収監者たちの解放を求めて、514便の乗客の命を盾に大統領を脅迫する。ショーンとコリアー捜査官はレイアの居所に迫るが、実は罠に飛び込んでいることを知らない…。黒幕の正体は一体誰なのか。
5
ショーンとコリアー捜査官がレイラを救出する一方、大統領は514便の乗客を救うためにソフィアを解放する。CIAのサイモン捜査官はスリーパーの仲間。スリーパーの目的はどうやら、彼らがやって来た星への帰還らしい。そのための科学がまだ未発達であったため、彼らは科学の進歩を手助けし、マンハッタン計画の実現を早めた。
6
ショーンとレイラがマイケル･ブキャナンとイノストランカの関係を嗅ぎつけた一方、トーマス、ソフィアとサイモンは謎の空間に吸い込まれ崩壊していくビルのの中に姿を消す。
7
スターリングが政府の二重スパイの正体を調査する一方、サマンサが再浮上する。
スターリングはキャリアを守るため、愛する妻（ロシアのスパイ）を父親が射殺。
ビルの崩壊から命拾いしたサイモン。しかしスパイの疑いから逃れきれるのか。一方トーマスとソフィアが親子だと判明。
8
大統領はジャーヴィスが暗殺計画の上で重要な役割を果たしていたことを知る。レイラはショーンを致命的な銃創から救う。
9
ソフィアはトーマスとイザベルの裏切りの計画を知り、イザベラに復讐を要求する。ショーンとレイラはサマンサの居所を知る少女アビーを発見する。
10
トーマスとイザベルは謎の衛星を発射し、レイラはその父親に関する衝撃の事実を知る。
11
大統領は通信衛星が送信したメッセージの内容を解析させる。キャサリン･ルイス議員はイノストランカ事件の真相公開を要求する。
12
大統領はルイスと取引をして彼女を沈黙させる。トーマスはイノストランカ収監者と脱走し、ソフィアに忠誠を誓う者たちを殺す。収監者の一人がスターリングの身代わりとなって銃弾を受けたことで、彼はその大半が良心的であることを知る。
13
トーマスとハンソンはソフィアを騙して、大統領に原発からウラニウムを運び出すよう伝えさせ、それが実行されると直ちに部下と共にトラックを奪う。ショーンはヴィッキーと手を組もうとする。
14
ショーンはデンプシーに近づけるよう、ヴィッキーに協力を強要する。最初はジャーヴィスにデンプシーの居所を聞くことからだ。トーマスは潜伏者たちに、彼ら全員が地球に移るべきだと話す。
15
大統領はソフィアたちに対する厳しい措置を決定し、デンプシーは驚愕の発見をする。
16
サイモンは人類文明の破壊を目論むソフィアの阻止に挑む。デンプシーの手下がヴィッキーを捕獲し、大統領は自分の妻が潜伏者ではないのかと疑う。
17
ソフィアはジャーヴィスを騙すことで協力を取り付け、デンプシーはショーンとヴィッキーの目前で自殺する。
18
ジャーヴィスはソフィアに騙されていることを知らず、大統領に毒を渡す。マイケルとレイラはソフィアに秘密を隠し、ショーンとヴィッキーは謎の死体を発見する。
19
ショーンとヴィッキーがウイルスの拡散を防ぐ一方、マイケルは勇敢な行動に踏み切るものの、思わぬ結果を招くことになる。
20
サイモンが解毒剤を持って逃げる一方、ショーンとヴィッキーはウイルスがソフィアに渡されるのを防ぐことに失敗する。21
ソフィアが恐ろしい計画を進行する一方、ショーンは遂にレイラと再会する。
22
【シーズン1 最終話】プレイクとイーリアスはウイルスの拡散を阻止しようと奮闘する。ソフィアは驚くべき方法で自分の計画を実現する。

 

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シーズン1の　22エピソード全部観た感想　完全ネタバレ

シーズン1全体を通して、24シリーズの製作総指揮者が手がけただけに同様息をつかせない展開が心地いい。22話まで一気に観られる構成。

 

さらには22話最終話でさらに展開の飛躍を確信させる内容になっているので、絶対にシーズン2が観たくなる。

 

内容に関しては、使い古されたエイリアンと人類との戦いなのだが、合衆国政府と大統領があたかも現実にエイリアンの対処に翻弄する様子が架空ミステリーという枠組みを超えて、ドキュメンタリーに感じてしまう。

 

その反面、人類がまだ知らない地球自体の太古からの謎がまだまだ大きく隠されたSFミステリーの要素が色濃く散りばめられている。

 

敵も味方も、それぞれの存亡をかけてそれぞれの使命を果たしていく内に、一枚岩で動いていたように見えた組織が内部からそれぞれに崩れて行き、大統領も、エイリアンの指導者も考え方を真逆に変えて行かざるを得なくなっていく。

 

身に迫る危機が存在した時、人間はいとも簡単に人道的な考えなど捨て去るものだ。
片方が暴力に訴えかけたとき、薄っぺらな相互平和理論など一瞬にして消し飛んでしまうものだと考えさせられる。武力に勝るものが、その地を支配する。

 

まるで日本における憲法9条に関する問題に似ている。

 

エイリアンは既に多数、地球上に存在し人類はそれとも知らずに長い歴史を共に歩んで来ている。彼らは、人類よりも先に地球に住んでいた先住民だとも言う。

 

これから起るEVENTに我々人類は生き残ることはできないとも言う。
それは、より崇高な存在になるためのEVENTなんだと。

 

まるで、スピリチュアルな魂の生まれ変わりの意味を示唆するかように。

 

一方、エイリアンと太古の昔から対峙してきた、護衛の民族が存在する。
彼らも謎が多く、当初は悪の黒幕ような存在だったが逆に地球の救世主かもしれないが、その全貌はまだまだ明かされていない。

 

しかし謎の護衛民族のボス大富豪のデンプシーはショーンの目の前であっけなく自殺してしまう。
太古からの叡智が詰まっているだろう巻物は、選ばれた存在であるというショーンの手に託された。

 

いきがかり上、地球を救う仲間となったレイラの存在もまだまだ何かを隠しているように見える。
ともあれ最終話では、エイリアンたちの死にかけた故郷の星が、彼らの科学力によって地球の横にワープ。その存在を人類は目の当たりにした。

 

合衆国大統領夫人も、その星の出身者だと判明。これはシーズン2が早く観たいものである。

 

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